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トレーニング初心者の方に伝えたい事。

ありがたい事に、今月も新たにトレーニングを始める方が数名いらっしゃいます。

一般のトレーニング初心者の方に対して、体験時や初回時に聞きたい事や伝えたい事は色々あるのですが、その中でも伝えておきたい基本的な事でありながらも重要な3つの事を今回は書きます。

①つめは、
「筋トレと有酸素運動の特性について」
このジムでこれから実施していく、筋トレ(ウエイトトレー二ング)と走ったり、自転車こいだり、泳いだりという有酸素運動に分類される運動の違いを説明します。
筋トレで出来る事。
有酸素運動で出来る事。
この部分をしっかりさせておかないと、お客さんの目的に対して遠回りをすることになりかねません。
一般の方の場合、
何か運動しなきゃ!
というのは感覚的にわかってはいても、自分の目的のためにはどういう運動をしなければいけないのかまではわかっていない人は少なくないはずです。
運動と一口に言っても、色々ありますからね。
何か1つの運動で全てを網羅できるものはありません。

②つめは、
「身体を良くしようと思ったら、トレーニングだけでは解決出来ない」
という事です。
トレーニングにしろ、運動を始めるのは大きな意味で捉えると大概は身体を良くしたいからですよね。
身体を良くするには、トレーニングそのものだけ頑張っていては十分ではなく、むしろ身体を悪い方向にもっていきかねません。
勘違いしている方も多いかと思いますが、トレーニングしている時に身体は強くなっているのではありません。筋肉がついているのではありません。
トレーニング中も大事ですが、トレーニングした後、次のトレーニングまでの時間が大きくモノを言ってきます。
つまり、睡眠や食事など回復に関わることを疎かにしてはいけないという事です。
トレーニングそのものは身体を破壊している行為です。その後の回復も含めてようやくポジティブな変化が起きます。
ですので、トレーニングを始めるという事は、食事をバランス良く摂ったり、睡眠時間を確保したりと、そういうこともセットで始める必要があります。
この部分を勘違いしていると、風邪をひいたり体調が優れない日が多くなってしまい、結果として不健康になりトレーニングも続かなくなってしまう可能性が高いです。
そんなこといったって、忙しくてどうしても睡眠時間が短くなってしまうよ〜という方もいらっしゃると思いますが、そういう場合はトレーニングする日や仕方を考えましょう。
忙しいとわかっている時期は強度・量・頻度を落とす事も必要ですし、やらない!ときっぱり割り切るのも良いと思います。

トレーニングは攻めの一手です。
攻める為にはしっかり準備をしましょう。

③つめは、
「トレーニングはライフワークと捉える」
これはトレーニングに対する考え方です。
しかし、ここに関しては必ずしもこの考え方でなければならない。というわけではありません。
トレーニングをどういう位置づけでやろうが、やる人の勝手です。
あくまでも、トレーニングはライフワークであり、続けていくものという考え方は、そう捉えてほしいという私の願望です。
一時期どれだけ頑張ってトレーニングしていても、その後全くやらなくなれば、トレーニングを頑張っていた時期が報われません。
人間の身体はやっかいなもので、弱くなるときはあっという間です。
トレーニングは続ける事を念頭においてほしいです。
これはあくまでも"トレーニング”を続けてほしいという願望であり、当ジムに永久的に通い続けろ!というものでは決してありません。

そして、この考え方を伝えることは私にとって1つの線引きになっています。
というのは、えらそうに聞こえるかもしれませんが、
・流行にのってトレーニングしてみたい
・テレビでみたのをやってみたい
・短期的な結果だけでればいい(2ヶ月で〇〇kgやせればいい。)
という目的でのトレーニング指導をしたくないからです。
トレーニングする"場所"はいっぱいあるので、他でトレーニングしたほうがお互いの為だと思います。
そういった線引きの意味も含めて伝えるようにしています。


一般の方がトレーニングを始める際には他にも色々伝えるべき事はありますが、トレーニングの方法や仕方などはゆっくり伝えていければいいので、その前の部分を重要視して伝えるようにしています。

またアスリートの場合は、当たり前ですがその方のレベルに応じてと言ったところでしょうか。
「なぜトレーニングをするのか?」という部分が重要になってくるはずですが、ここも一般の方とは大きく違ってきます。
伝える事は違ってきますが、一般の方にとってもアスリートにとっても、そういう根本的なところの理解がとても重要だと思っています。

トレーニングしてみようかな!
と思うきっかけは何でも良いと思うんです。
それこそ、テレビでみたからでも良いと思います。
でも、実際に始めるときは、始める前にしっかりと説明をしてくれる指導者がいるところだといいですね。


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数年前に買った礼服が1回も着ないまま着れなくなってしまいました。
サイズが小さくて、しゃがむと爆発しそうです。
しかも長年着れる用のウエスト部分にアジャスターがついてる奴。
そのアジャスターをめいっぱいひらいてもパンパンです。
トレーニングするひとにとって、アジャスターが必要な部分はウエストではありません。
太ももです。太ももの付け根。
そんなダサい礼服だれも買わないでしょうけど...
あ〜もったいない。




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