SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE

トレーニングフォームを直したいのであれば、そのものだけをやっていても直らない

トレーニングをしていると、フォームを直したいときや直さなければいけないときってきっとあるはずです。
特にフリーウェイトトレーニングを中心にやっている方。

例えば、スクワットやデッドリフト等の種目における
・腰が丸まってしまう
・上半身が倒れすぎてしまう
・膝がですぎてしまう
などといったものが多いですかね。

フォームを直す必要があると考える過程には、次の2つの事が理由にある事が多いのではないでしょうか?
①腰や膝等を痛めてしまった
②鍛えたい部分に刺激(負荷)がしっかりかかっていない。(意図していないところに効いてしまっている。)

これらのようなことがあれば、普通はフォームを見直すはずですね。

で、今回の本題はどうやってそのフォームを直すか?です。

例えばデッドリフト時にどうしても腰がまるまってしまうのを直したい場合どうしますか?
とにかく腰が丸まらないように胸をはる意識をしますよね。
それでもバーを持ち上げた瞬間にすぐ腰が大なり小なり丸まってしまう...
そんなときどう対処して腰の丸まらないキレイなデッドリフトに修正しますか?

まず1つ考えられるのが
「重量を減らす」
ことです。
確かに腰が丸まらない重さまで重量を減らして、胸がはれる状況を作り出すのはひとつの解決策です。

しかし、その方法だけでは限界がありますし効率が悪いです。

フォームを修正するにあたって、最も重要なことは、
とりあえず、キレイなフォームを作り出す事ではなく、
修正したい部分がどういう理由によって起こっているか原因を探る事です。

先程の修正方法である、「重量を減らす」はもちろんフォームを直す際に確実にやらなければいけない方法の1つですが、それでは結局のところなぜそのフォームになってしまっているか理解できていませんよね。
なので、おそらく以下の用な流れになる可能性がとても高いです。

腰の丸まらない重量に下げる

その重さでキレイなフォームに慣れる

少しずつ重量を上げていく

割と早い段階で元の腰の丸まるフォームに戻ってしまう

最初に戻る

そのフォームになってしまうには必ず原因があります。
つまり「弱点」がどこかに隠されているのです。

その原因である「弱点」をみつけだし、その「弱点」を徹底的に鍛えざるを得ないような他の種目をプログラムに導入することによって先程の方法よりも効率よくフォームを改善する事ができるでしょう。

というわけで、フォームを改善する為には、
そうなっている原因を探る事です。
そして、その為には、そのフォームを細かく見て分解することが必要です。
それができないと、やっぱりなぜ腰が丸まっているのかわかりませんよね?

腰が丸まっているのは腰が弱いからにきまってんだろうがぁ!
と思うかもしれませんが、そうでない場合もありますし、そうでない場合のほうがきっと多いです。
そんなに単純ではないから、トレーニングって難しいです。

誰しも弱い部分があり、その弱い部分が原因でイマイチなフォームになることが多いのですが、
最初にあげた方法の「重量を減らす」だけでは、弱い部分は弱いままなんですよね。
そして、フォームを直したいからといって、そのものばっかりやっていても、弱い部分を強い部分がカバーしてしまうだけですし、重量を減らしたところで弱い部分に対してのアプローチも不十分なのでやっぱり効率悪いです。
根本的な解決にはなりません。

弱い部分には簡単な方法でバッチリ負荷をかけたいですよね。
意地をはらずに局所的に鍛えられるマシンを利用するのもアリアリです。
(マシントレーニングの活用の仕方はコチラでも)

以上の事をまとめますと、
フォームを直したいのであれば、
①まず、なぜそうなっているのか原因(弱点)を探る事
②その原因(弱点)となる部位を簡単に徹底的に鍛えられる種目をプログラムに導入し、修正したい種目と並行してやっていく。
事が効率的にフォームを直す上では必要です。

しかし、フォームを修正するのは結構大変です。
大きく崩れる前に、または最初からおかしなフォームでやり始めない為に、最初は信頼できるトレーナーにしっかり教えてもらうのがオススメです。
正しいフォームを知らないと修正もクソもないですからね...



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恥ずかしながら、微分積分を今更になってまた勉強し直しています。
勉強と言ってもちょ〜やさしい本を読んでいるだけですが、それでも文系の自分にとっては簡単なものではなく、かけ算の展開でさえ危うい状態になっていました...
微分は細かくして考える事らしいのですが、今回のフォームを細かく分解して見るというところにも似てると思いました。
ちょっと違うか。
それにしてもニュートンやライプニッツの頭の中が計り知れません...






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