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トレーニングが続かなかったのは、どこのせい?何のせい??誰のせい???

トレーニングやジムは続けるのが難しい。
というのは誰しもが思っていることだと思います。

ジムに入会して最初は頑張って行っていたけれど徐々に行かなくなってしまった。
入会はしたけど結局一回も行ってない。
こういったことは何も珍しいことではなく、多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか?

トレーニング継続率をGoogleなんかで調べてみると、えっ!そんなに低いの!?という数字が出てきます。
トレーニングの継続率なのかフィットネスクラブやパーソナルトレーニングジムの継続率なのかでまた少し違う結果にはなることが予想されますが、総じて高くない継続率になることでしょう。

フィットネスクラブでもパーソナルトレーニングジムでも24時間ジムでも、トレーニングそのものでも、
なぜ続かないのでしょうか?
何が原因で、誰のせいなんでしょうか?
犯人探ししているみたいですが、続かなかった原因をしっかり分析することで、次はうまくいくかもしれません。
しかし原因を把握しなければまた同じことの繰り返しになってしまいどんどんどんどん無駄に自信をなくしてしまうことにも繋がりかねません。

よくありそうな続けられなかった理由をバーっと出してみます。
↓↓↓
1.ジムが遠い、立地が不便
2.料金が高い、経済的な理由
3.仕事が忙しい、時間的な理由
4.入会してみたが、やっぱり運動・トレーニングが苦手で無理だった
5.同じことの繰り返しで飽きた、楽しくなくなった
6.ジムが汚い、臭いなど衛生面の問題
7.トレーナーが合わない、担当が変わった
8.何をやればいいのかわからない、トレーニングを教えてもらっていない
9.いつも混んでいて使いたいマシン・器具が使えない、トレーニングするのに時間がかかりすぎる、設備の問題
10.結果が出ない、変わっている実感がない
11.目標を達成した
12.何となく...

他にも色々ありそうですが、大体はこんな感じですかね?
これらの理由を見て何か気づくことがありますでしょうか?

1〜4は自分の問題で、自分で何とかできる又は何とかするしかない問題。(ちょっと厳しいかもそれませんが...)
5〜9はジム側の問題で、基本的に自分ではどうしようもない問題。
そして、10〜12はその他という感じです。

まず、1〜4にあるようなことが原因だったとしたならば、ジム側は基本的にできることがなく自分自信で変えていく必要があります。
・ジムの立地が悪い→行きやすいところに変える
・料金が高い→安いところに変える
この辺は当たり前ですよね。
少し前の時代であれば、ジムの店舗数も限られていましたし、料金やサービス内容も似たり寄ったりでしたが、現在はジムも圧倒的に増え、料金やサービス内容も様々なものがあるので、一昔前よりも自分に合ったものが選べる時代になっているはずです。

難しいのが、本当はトレーニングしたかったり、したほうがいいことはわかっているけど時間がないことやトレーニングが苦手だった場合です。
時間がない中でもトレーニングのやり方でなんとかできる部分もあります。
むしろ日本で現役で働いている人であれば時間がないことのほうが当たり前で、トレーニングに思いっきり時間を費やせる人のほうが珍しいはずです。

土日だけ、とか平日のどこかで30分から60分程度は時間とれるということであれば高すぎる目標とかがあれば別ですが、十分ちゃんとしたトレーニングができます。
そうではなく、食事や睡眠もろくに取ることができていないような場合であれば、正直まずはその働き方や労働環境を見直すしかありません。
そのような状況でトレーニングをする人は中々いないかと思いますが、しないほうが確実にいいです。トレーニングを無理やりしたとしても余計に体調を崩すだけです。

また、どうしてもトレーニングや運動が苦手な場合も難しいですが、ただ一昔前に比べて現在は本当にいろんなやり方があります。
それはトレーニングや運動の方法もそうですし、システムやそれを教える人もです。
必要性を理解しているのであれば、運動やトレーニングを一括りにせず、固定観念を一度捨てて自分にとってまだ少しは続けられそうなものを選んでみるといいかと思います。
ジムもトレーニング方法も人も様々です。
あそこのジムや方法が合わなかった=全てのジムや方法が自分に合わないというわけではありません。
少し時間がかかるかもしれませんが、「運動やトレーニングはやったほうがいい」という考えを大事にして自分に合うものを見つけて欲しいです。

次に5〜9にあるようなことが原因だったとしたならば、基本的に自分に問題があるのではなく、ジム側の問題です。
トレーニングはある程度一貫性が大事ですので、目的によっては同じようなことを続ける必要性があることはまず理解しておきましょう。
しかし、毎回毎回全く同じことの繰り返しであったり、早々に飽きるようなバリエーションの少なさでは確かにトレーニングを続けていくことは難しいですよね。
自分にとって必要なエクササイズやトレーニングももちろん重要ですが、それだけではなくやっぱり楽しさや達成感というものがないと続かないのも無理はありません
また、せっかく入会したのにもかかわらずトレーニングの説明をちゃんとしてもらえず、何をやっていいかわからないようではせっかくやる気があったとしても残念な気持ちになってしまいますよね。

同じことの繰り返しや、何をしていいのかわからないということはパーソナルトレーニングジムでは起こりにくくフィットネスクラブや市や区が運営しているトレーニングセンターのような施設で起こりやすいことが考えられますが、残念ながらそういった施設という縛りではどこの施設に行っても大して変わらないかもしれません。
それはサービスやシステムの問題なのです。
それらをクリアにするためにパーソナルトレーニングを活用するのも一つの手です。
パーソナルトレーニングであれば、「何をしていいかわからない」はまずなくなるでしょう。
(トレーニング初心者はパーソナルトレーニングを活用することを個人的には一貫してお勧めしております。)

衛生面の問題や担当が変わったりスタッフやトレーナーと合わないことも含めて、自分でどうにもならないことで悩んだり、迷ったりしている時間はもったいないので、必要に応じてジムを変えたり違うサービスを利用しましょう。
一応、そのまえに要望書や意見書など設けているジムであったり、話しやすいスタッフやトレーナーがいるのであれば問題点を伝えてみる価値はあります。
立地など満足している場合であれば、できるだけ変えたくない場合もあるでしょうから、問題点を伝えて改善してくれるのであればそれに越したことはありませんよね。

最後に10〜12のようなことが原因だった場合です。
1〜4は自分自身で変えられること。もしくは変える必要があること。
5〜9は自分自身ではどうにもならないこと。変えることが難しいこと。
でしたが、10〜12はそのどちらともとれる又はどちらともとれないことが原因の場合です。

まずは
10.結果がでない、変わっている実感がない
についてですが、ただ単に目標を設定してその目標が達成していないのであればジムやトレーナー側の腕が足りないことが考えられます。
しかし、その目標を達成するための具体的な方法を教えてもらっていたけど全然実行していなければ、それはジムやトレーナー側の腕が足りないことだけが原因ではなくなりますよね。
明らかに、自分の言っている目標が伝わっていなかったり、それに対しての具体的な方法や指示がない場合はジムやトレーナーを変える必要がありますし、方法や指示があるにもかかわらず実行できていない場合は自分自身を変える必要もあるはずです。

11.目標を達成した。
これはもう嬉しいですよね。
これでジムやトレーニングをやめるのであれば別にいいのではないかとも思います。
しかし、やはりこの職業をしている手前、一旦目標が達成されたとしてもそれを維持すること、そして健康のためにもトレーニングは続けて欲しいなと思います。
何かしらの目標を達成した場合は、次のステップへ新たな目標を設定してみてはどうでしょうか?

12.何となく...
もう打つ手なし。笑
しかし、これ実は結構あるのではないかとも思います。
強いて言うならば...みたいな理由はあるのかもしれませんが、何かわからないけど辞めちゃったみたいな。
一時期、あの俳優さん大好きだったけど気付いたらそうでもなくなってたみたいな。笑
それとこれが一緒かはわかりませんが、人間の細胞は常に作り変えられているので少し前の自分と今の自分が考えていることや大事にしていることなんていうのは変わって当然です。
その時の環境なども含めて人間は日々色んなものに刺激を受け、影響されています。
逆に昔と現在で全く変わっていないほうが問題のような気もします。
日々の生活の中でそのような変化を受けていれば当然、トレーニングやスポーツに積極的な時もあれば何かそうでもないなぁという時もあるはずです。

そこまで根本的なものが原因じゃなく、ちょっと身体的・精神的疲労がたまっている場合でもトレーニングなどの身体活動に対して身が入らない場合も当然あります。
ただ原因が何であれ、あまりやる気になれない場合はもう割り切るしかありません。
トレーニングやスポーツから距離をおく、一旦やめるのも一つだと思います。
が、しかし完全にやめてしまうと再会のハードルも高くなりがちなので、個人的には最低限のレベルで続けることをお勧めしております。

最低限で続けるというのは、
・高い目標をたてない。
・無理しない、がんばらず気持ちのいい範囲でやめる。このへんでいいやの精神
・いつもと違った方法でやってみる
・焦らず、人と比べない
という感じです。

先ほども書いたように、人間は日々変化しています。
ともすれば、やる気がでない時期があってもまたまたやる気がでる時期もきます。
その時を待ちましょう。
やる気が出ない原因が何らかの疲労が原因であれば、疲労が抜ければまた活力が湧いてくるでしょう。

私はトレーニングをライフワークとして、人間がより健康的に生きていくためのインフラとして生涯続けて欲しいと考えています。
それはそれは長い旅になります。
その長い期間、身体活動に対しての波があることも当然考えられます。

トレーニングを始めるためにはトレーニングの必要性を論理的に知っておくことが必要です。
また一方で、トレーニングを続けるためにはトレーニングを楽しいと感じることや達成感という直感的・感覚的な部分も必要です。
トレーニングに対してのこの論理的な部分と直感的・感覚的な部分の両方を備えておくこと、経験しておくことで荒波も乗り越えていける
と考えています。

そして、さらに個人的には必要以上に大きな波をたたせないためにもトレーニングに対してはまりすぎない、のめり込みすぎないほうがいいとも考えています。
これは言ったところでコントロールできるものではない気もしますが、何事ものめり込みすぎるとそのあとの冷め方も大きくなりがちです。
その辺のことはコチラで→「トレーニングを継続する上での心持ちについて」

長くなってしまいましたが、何となく...という場合においてはジタバタせず最低限を維持しつつ焦らず待つのがオススメです。

........
以上、続かない理由をいくつかのパターンに分けて対応策?を書きましたが、今回伝えたかったことは
どこに、何に、誰にその原因があったのかをはっきりさせたほうがいいということです。
それ次第で今後のすべきことが変わってくる
からです。

原因が自分でどうにかできることにあったのか?はたまた自分ではどうしようもないところにあったのか?
はっきりさせて、次はうまくやりましょう!

トレーニングを始めた人
トレーニングを続けている人
自分のみならず、国のためにもなっているという自信をもちましょう!
日本にはトレーニングする人がもっと必要なのです。

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何か問題があったときに、
「人のせいにするな!」
とよく言いますが、人のせいにしてばかりはもちろんよくありませんが、事実本当に人のせいであるならば原因をちゃんと人のせいにしないとその後の改善策もブレますよね。
完全に100%◯◯のせいということはまずないでしょうけど....














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