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SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE 2017年11月

自主トレ ダイジェスト下半身編


「偉そうなことばっか言ってるけど、お前やってんのか?」

だいぶご無沙汰してしまいましたが、弱いなりにやってます!
というわけで、ココ最近の自主トレ動画です。



n=1を参考にするな


トレーニング指導者はトレーニングや人体に関して出来るだけ科学的に解明されている事実をもとにトレーニング指導を実施します。
もちろん、まだまだ解明されていないことだらけですので、全てにおいて科学的な背景があるわけではありませんが...

そういった科学的な背景を指導に活かすべく論文を読むのですが、その論文がどれくらいの信憑性があるかを判断するときに注意する点の1つとして、被験者の人数があります。

例えば
その実験に関わった被験者が5人(n=5)のものと30人(n=30)のものであれば、当然30人のもののほうが信憑性は高いと判断され、たった5人を対象に行われた実験なんて基本的には参考になりません。

メディアなどでアスリートがやっているトレーニング方法や食事、習慣などは頻繁に取り上げられますが、一般論ではなくかなり特殊なパターンの場合もあります。
アスリートの影響力というものは凄まじいものがあるので、それを知った子どもや親まで、そのアスリートの"特殊な"やり方を急に真似しようとしてしまいます。
しかしその事実はただのn=1の信憑性しかなく、もしかするとそのアスリートだから成り立っているだけかもしれません。
そのアスリートからしてもいろんな経験を経て自分に一番あっているやり方にやっとたどり着いた方法かもしれません。
いずれにしても、どれほどの信憑性があるかもわからないものを急に真似したりする行為は危険です。
まずは広く認知され、解明されているような一般論から実施し、それから少しずつ自分に合わせてやっていったほうが効率的だと思います。

プロ野球もオフに入ったこの時期、選手のオフの過ごし方や来シーズンに向けての肉体改造のことなどユーモアを含めたいろんな情報が出てきますが、そういう情報を鵜呑みにせず、まずはその分野の専門家に聞くのがいいでしょう。

あの人がやっているから、自分も...が通用しない場合もあります。


あと今年も40日...




出来"ない"事を伝えていますか?

おおよその場合、一般の方は自分がどういう運動をやったら最善なのか?1番効果的で近道なのか?をわかっていません。
なんか疲れやすいし、太ってきたし、肩こるし、運動しなきゃならないな、というのはわかっているだけの場合がほとんどのはずです。
これは一般の方のみならず、アスリートにも言えます。
アスリートも自分に足りない"何か"をしなければいけないことはわかっているのですが、その"何か"を自分で明確にわかっているケースは少ないと感じます。
だからこそ、それぞれの専門家がその方の目的や考えていることをしっかり聴きだしださなければいけません。
そして、その際には出来ることだけではなく、出来ないことも伝える必要があると思うんです。
そして、最短ではない場合も同じです。
何度も言っているかもしれませんが、「痩せたい」だけの方にとってここで教えるようなトレーニングは最短ではありません。
また、ボディビルディングなどの見た目を重視するような身体になりたいという場合にとっても最短ではありません。
ココで言う最短とはその目的を達成するスピードもそうですが、このジムでトレーニングするよりも他のやり方やお店に行ったほうが効率がいいですよという意味でもあります。

以前にもこういうブログを書きました。
どの運動方法にも"強み"がある一方で、絶対に解決"出来ない"ことがあります。
ちゃんと出来ることと出来ないことを知り、伝えていかないと結果として嘘をつくことになり、業界自体が胡散臭いものだと思われてしまいます。
どんな目的や悩みにでも対応出来る! そんなフリースタイルのようなお店は存在しないはずです。
そして、運動する側(お客さん)も明確に「自分はこうなりたいんだ!」というものをもっていたほうが遠回りせずにすむかもしれません。

このお店の方針は簡単ではありますが、コチラに書いています。
体験でいろいろお話を聴いた結果、このお店が最短でないと判断した場合は知り得る限りの最短ルートを伝えようと思っています。
体験とはそういう時間です。

トレーニングにも色々あります。
お客さんにとって最短で最善のものを提供出来るように努めて参ります。






サスティナブルであること。


11月にはいり、年末へと向かう中でかなり仕事が慌ただしくなっているのか、皆様お疲れ気味のようです。
そして何やら少しづつ風邪も流行っているようで、これからはインフルエンザにも気をつけていく必要があります。

どんなにいいトレーニングも、根拠なくがむしゃらにやっただけのトレーニングも身体を動かすことに変わりはなく、疲労することに変わりはありません。
トレーニング後は免疫が下がります。

前にも書いたかもしれませんが、
トレーニングをしている最中に身体が強くなっているわけではなく、
トレーニング中は、靭帯や関節に負担をかけないように筋肉を破壊している状態です。(正しくないトレーニングは靭帯も関節も破壊します。)
その破壊した筋肉をそのあとの栄養摂取や睡眠などの回復行為でリモデリングして少しづつ強くなっていくのです。
ですから、トレーニング後の免疫が低下した身体には適切な休養が必要なわけです。

そこを理解することで、身体の調子は変わると思います。

一般の方のトレーニングにおいて、最も必要な要素の中の1つとして
サスティナブルであること。
があげられると思います。
サスティナブルというと最近流行の表現で環境に関した表現でも、その概念はトレーニングにも当てはまると思います。

持続可能であること。

忙しい時期に頑にトレーニング頻度を維持する必要はありません。
時にはトレーニング強度を下げることも必要です。

そうすることでもちろん身体は思うように変わっていかないかもしれませんが、長い目で見たときに全く問題ありません。

無理なく、持続可能を念頭に置き、トレーニングしていきましょう。

....と、言いたいところですが、
多少の無理はしましょう。笑
それが、トレーニングをするということですし、身体を変えるということです。
"無理をする”という概念なしにトレーニングは成立しません。
ただ、"無理をする"場合も正しく。

身体の調子が良いときも、悪いときもその時に応じて我慢強く続けた結果が、
根をはり、身体の礎を築き、立派な幹を作り上げ、身体を強くしてくれます。

ちなみに幹という字がはいっているとは言え、体幹トレーニングなどにうつつを抜かしているようでは、いくら持続可能だったとしても得られるものは期待できませんよ。

さて、今年残りも体調面に気をつけて参りましょう!
私個人としても"絶対に風邪をひけない戦い"は続きます....。






自分、不器用なんで...

今回はお知らせというよりもちょっとしたお願いの内容です。

ご存知の通り、このお店は完全予約制のジムです。
そして、お客さんのトレーニング前後は短くても20分は間隔を空けさせていただいており、入れ替わり立ち替わりのようなことは基本的にはしておりません。
といいますのも、私自身の頭と心の切り替えがすぐには出来ないからです。
トレーニング時間が40分でも60分でもその前後5~10分はそのお客さんのことを考えていたいのです。(ちょっと気持ち悪い表現になってしまいますが、変な意味ではありません。笑)
その5~10分は私にとっては貴重な時間で、ある程度の仕事の質を保つ為の時間でもあります。
・そのトレーニングの振り返り
・片付け
・次のトレーニングの準備

その5~10分がなく、次から次へとお客さんを受け入れれば、一日によりたくさんのお客さんのトレーニングを指導することが出来ますし、それはもちろんお店にとってもいい面もあるかとおもいますが、トレーニングの振り返りができなければ、次回のトレーニングに活かすことも出来ず、下手をすれば何をやったかも曖昧になってしまいます。
そんな作業的なことはしたくないですし、忙しいお客さんが多くいらっしゃっているのもあり少し遅れても大丈夫なように少なくても前後20分は空けてあります。

ですので、トレーニング開始時間よりも10分ほど前に来ていただくことは何の問題もないのですが、流石に15分や20分以上も前に来ていただいてしまうと、前述したようなことが出来ていない可能性もありますし、前にお客さんがはいっていなければ大丈夫なのですが、入っていた場合は気を使わせてしまいかねないので早く来すぎてしまうことは控えていただければと思います。

待合室のようなものがあればいいのですが、何しろ狭い店ですので申し訳ありません。

現在、たいっへんありがたいことにたくさんのご予約をいただいており、なかなか希望通りの時間がとりづらい方もいらっしゃる中で更なるお願いをすることになり心苦しいのですが、
このお店に来て下さっている方々にいい思いをしてもらうべく、しっかりとしたものを提供していきたいとの考えからですので
何卒ご理解していただければと思います。

もっと器用に、対応できればいいのかもしれませんが、
何しろ、不器用なもので...





プログラムとカレーは寝かせる


身体を確実にいい方向に変えるために必要不可欠なことがトレーニング種目の正しいフォームを身につけることです。
そして、もう1つ。
それ以上に重要だと言っても過言ではないのが、実施するプログラムです。
プログラムとは、
どの種目を
どの順番で
どれだけの回数を
どれだけのセット数を
どれくらいの強度で
実施するかというものです。

例えば、いくらそのトレーニング種目を正しいキレイなフォームで実施できたとしても、回数設定や強度設定がメチャクチャでは効率的に身体を変えることはできません。

ですから、
正しいフォームの習得と、
身体を変える為の直接的なプログラム
この2つはちゃんと「トレーニング」するのであれば欠かせません。

しかしながら、このプログラムをつくるというのが実は大変難しいもので、
トレーニングの原理・原則を知り、どういう反応が身体に起こるのかを身をもって体験することを含んだ経験などから作っていくのですが、
ココに関しては絶対的な正解があるわけでもなく、常に勉強をしながら最高のものに近づけていくというような感じです。

特にアスリートに対してのプログラム作成はかなりの労力が必要です。
シーズンにむけて1番身体が動ける時期を設定し、そこから逆算しながらくみたてていくわけですが、競技によって特性が違うのでその競技によって起こりやすい傷害も調べ、そうなる可能性を少なくなるような種目をプログラムに組込んだりしなければいけません。

前にいろんな競技の条件を指定されたプログラムを作成する課題があったのですが、時間をかけてすべてのことにしっかり確固たる理由をつけてなんども提出したのですが、何回もやり直しという結果になりました。
そしてようやくOKになったのですが、最後に言われたのが
「明日もう一度見直してみて、問題なければOK」
というものでした。

ちっちゃいときに寝る時間も迫る中で、一生懸命なにかアニメのキャラクターの絵を本を見ながら書いていました。
寝る時間になったところでなんとか完成させ、その時はいい出来だと自分の中で納得しながら寝ました。
しかし、次の日起きてその絵を見てみると、全然うまく書けておらず全く納得できずに捨ててしまったのを覚えています。

まさにそういうことだな、と思いました。
時間が迫る中で頭をフル回転させながら取り組んだものでも、一旦冷静になってみてみると色んな間違いに気づいたり、よりいいアイデアが出てきたりします。

こういう経験があるので、プログラムは出来るだけ、作ってから一旦寝かせて もう一度確認するようにしています。
先程も言ったように、
正しいフォームの習得
直接的なプログラム
はセットであり、必要不可欠です。

ならば、できるだけ丁寧に仕上げたプログラムである必要があります。

そうしてプログラムデザインと呼べる代物になるのでしょう。

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