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筋力をつける事で守れるものもある。

セルヒオ・ラモスとGKが衝突!





いやぁ、先日のクラブワールドカップの決勝、鹿島アントラーズvsレアル・マドリードすごかったですね。
今回のこの歴史的な対戦を終えて、色んな事が記事になっていますが、僕がすごいなぁと思ったのは、最初にあげた記事にあるセルヒオ・ラモスです。

かなり激しくキーパーと交錯したにもかかわらず、一旦ピッチはでましたが、すぐ何事もなかったかのようにピッチに戻ってプレーを続けたことに驚きました。

強ぇぇ....

僕たちS&Cコーチがアスリートにトレーニングを指導する時に基本的に大きくわけて2つの目的をもちます。

①パフォーマンス向上につなげる
②ケガをしにくい身体をつくる

です。
それら2つのために筋力や柔軟性をつけていくわけです。

サッカーやバスケ、アメフトなどのコンタクトスポーツならばなおさら、どのような傷害のリスクがあるか調べ、推測し、ケガのしやすい箇所の補強も考えながらプログラムを作成します。

今回のセルヒオ・ラモスの激突みたいなこともサッカーではよくあります。
そうなったときにケガをしてしまうかしないかで、その後の試合の流れは変わるでしょう。

今回の激突ならば、
接触時の肋骨周辺の骨折や打撲
落下時の手首や肘、肩周りの何らかの損傷
頸椎損傷や脳震盪の可能性までありえます。

ですが、何の問題もなく、プレーを続けられた1つの要因に確実に筋力の有無も考えれます。
もちろん、偶然落ち方がよかったとか、当たりどころが悪くなかったとかもあるでしょうが...

トレーニングをすれば今回のようなコンタクト時に確実にケガをせず身体が守れるとはもちろん言い切れませんが、
トレーニングをすることで守れるものはあります。

筋肉はパワーを発揮したりするだけではなく、関節を守り、ケガを防ぐ役割もあります。


しかし、やはり例の場面ではセルヒオ・ラモスは退場になるべきだったと思ってしまいます...
まぁ主審の判断が全てです。

こんな記事も出てます。


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