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"国が推奨"の説得力とそれに伴う重責

先日、厚生労働省が「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」を10年ぶりに改訂しました。
週2-3回筋トレで健康 国が推奨へ

記事にもありますが、成人は1日60分以上の歩行またはそれと同等の身体活動や週に2,3回の筋トレをすることで死亡や病気のリスクが低減されるということです。
詳しくは記事だけではなく、ガイドそのものの確認をお勧めいたします。
健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023
ちなみに、歩行と同等の活動って?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、それを知るにはMETSの概念を知っておいて損はないかと思います。過去に書いたものですが、是非以下のブログも確認してみてください。(上記のガイドにも簡単な説明が記載されています。)
You 消費カロリーも計算しちゃいなよ。
(この記事を書いた当初はジャ◯ーズがこんなことになるなんて思ってもみなかった...)

国が推奨しようが、しなかろうが私はずっと前から筋トレはしたほうがいいし、するならやはり週に2,3回がお勧めということもお伝えしてきました。
私以外の同業の方でもそういう方は多いと思います。
そして、"国が推奨したから"という理由でこれまで全く運動してこなかった人たちが急に運動し始めることもないだろうなとも思います。

それでも、この"国が推奨する"ということには重みがあります。
なぜならば、この分野の専門家による度重なる研究が今回のガイドに記載されているような結果を導きだし、それが国が推奨するほどのレベルに達したというわけですからね。
その辺の胡散臭い情報番組で胡散臭い専門家?がでてきてなんかよーわからんことをベラベラしゃべっているのとでは次元が違います。(TVでもちゃんとした根拠ある情報をお伝えしている方もいらっしゃいますが...)

ガイドには成人・こども・高齢者に分けて推奨事項などが記載されていますので、自分が当てはまる部分だけでも確認してみてください。
また先ほど、歩行60分や筋トレ週2-3回と書きましたが、
ガイドにも記載がある通り、それらを絶対に満たさなければならないというわけではありません。
その人によってやれることやるべきことは変わりますし、筋トレも様々なやり方があります。
あくまでも目安と捉えてもらえればいいですし、やはり一番大事なことはまずやれることから少しずつ始めること
だと思います。

また特筆すべき点として、高齢者の箇所で
"有酸素運動だけではなく、筋力トレーニング、バランス運動など多様素運動を行いましょう。"
"これまではウォーキングのような有酸素性身体活動が強調されてきましたが、多様で複雑な動きを伴う運動も健康に役立ちます。"
とあります。
印象としては、高齢の方でも筋トレに励む方は多くなってきているのではないかなと感じております。
しかし、一方で筋トレと聞くと、
「あれは若い人がやるものでしょ?」
「年寄りがやると怪我する」
と思っている方もまだまだいらっしゃるのではないでしょうか?
また、筋トレはしているけどいくつかのマシントレーニングに限定されており"多様で複雑な"という点を今ひとつ満たしていない場合も多いのではないでしょうか?
高齢の方だけに限ったことではなく成人の方に関しても、ガイドの"筋力とトレーニングについて"の箇所で様々なことが書かれており、
"何を"するべきか
そして
"なぜ"それらをしたほうがいいのか
については理解出来るようになっていますが、
"どのように"
という部分に関して躓いてしまう方が多いのでなないかなと思います。

そういったときのためにも我々のような職業のものが存在しているわけですが、先日チラッと書いたように残念ながらこのようなことが多く起こっているのも事実なわけです。
我々のような立場のものにとっても"国が推奨した"という事実、つまり趣味や娯楽の範疇ではなく健康のために国民が本来やるべきものとしてトレーニングや運動があるという位置付けになっているという重責を受け止め、そして果たす必要があると感じます。

餅は餅屋
と言われるように、その分野について知りたければその分野の専門家に聞くのが本来は一番のはずですが、現実はその分野の専門家に頼るしかないのにその分野の専門家が自分たちにとって都合のいいことしか言わない、ビジネスとはいえあまりに詐欺まがいなことばかりやるため、依頼する側が最初からかなり疑りぶかくならないと損を被ってしまうという無駄に消耗する場合って多々ありますよね。
気をつけないと我々のような職業もそのような位置付けになってしまいかねません。

そうならないためにも、今回のガイド改訂に伴いより一層身を引き締めていかなければいけないなと感じている所存であります。

今回のガイド改訂に関わらず、「健康」というものは現代において個人の問題ではなくなっています。
それに関しましては是非「健康格差 あなたの寿命は社会が決める」という書籍がオススメです。
それに対するブログも書いています。
みんなで「健康」を目指す時代へ

その健康は国民の健康であり、その不健康は国民の不健康につながります。
トレーニングさえ、運動さえしていれば健康というわけではありませんが、確実に大きな要素の一つです。

何をやればいいのか?
なぜそれが必要なのか?
それはどのようにやればいいのか?
これらを解消するにはやはり信頼のおける専門家に最初は頼るべきだと考えています。
そして、仮に週に2〜3回の運動やトレーニングをするとして、それらを毎回専門家に頼ることは現実的ではありません。
専門家にトレーニングや運動をやらされるのではなく、やり方を教えてもらい後々は自分でやっていけるといいですよね。

トレーニングには継続が必要不可欠です。
その継続を構成するものとして、
・基礎知識(トレーニングの簡単なやり方)
・経験(どれくらいの負荷を身体に与えればいいのか)
・楽しさや喜び(身体を動かすことの爽快感や終わった時の達成感、結果が出た時の喜び)
があると考えます。
これらなくして継続は難しいはずです。
これらの積み重ねが継続につながり、その結果が身体的・機能的な向上であり健康であればいいなと思っています。

まだ始めていない方も、やってみたけど続かなかったという過去がある方も是非今一度、トレーニングなどの身体活動について考えてみてはいかがでしょうか?
国がそう言うなら...って感じで。笑



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少し前に書いた自分のブログを読み返すと、
へー結構よく書けてるな
ちょっと違くない?
言い回しがよくないな
わかりにくいな
とか色々思うところがあっておもしろいです。
この文章を書くということも自分にとっても重要な勉強の一つになっているので、更新頻度は少ないながらも今後も書いていこうと思います。
時代はどんどん変わってテクノロジーの進化も著しいですが、自分の考えをもち、それを言語化して伝えることの重要性は今後の時代にもきっと活きていくはず...








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